資源管理型漁業とは

海は広いようで案外限りがあるもの。近年、以前と較べてだいぶ魚介類の漁獲量が減少してきており、漁業者の生活もかなり厳しくなっています。
 そのため、海に生息する魚介類(魚、貝、カニ類等)の量(資源)を減らさないように、法令などで決められていること以外に、漁業者自らが、自主的に禁漁期間等の設置、放流事業等、魚の捕り方(漁業方法)についてルールを決めて、それを漁業者が守っていく漁業のことです。
 
例えば、これから大人(親魚)になっていく小さな魚をどんどん採ってしまうと、親になる魚が減少し、卵を産む魚や卵からかえる魚の数がへってしまい、魚がいなくなってしまいます。そで、魚をとらない場所(禁漁区域)、魚をとらない期間(禁漁期間)、とる魚の大きさ(サイズ制)、魚をとる漁法(漁業方法)、とっていい魚の量(数量制限)について、ルールを決めて、資源を減らさないよう大切に利用(管理)していくこと、つまり資源管理型漁業を推進していくことが大切なのです。
 しかし、いくら漁業者だけが努力しても他の人が、決められたルールを守らなければ、あまり効果がありません。そのため、漁業者や研究者以外の人が、水産動植物(魚,貝,かに,海藻等など一切)をとる場合、次の方法だけに限られています。これ以外は禁止されています。

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